メイの雑記帳

何でもない不安を分析するための何でも日記

呼吸困難で緊急搬送

高校生の娘がコロナウイルスに感染した話の続き。

発熱から5日が過ぎ、熱はすでに下がっていた。
鼻水がつまっているがそれ以外の症状は軽快したと思われた。
しかし、コロナが重症化するのは発症から5日目が多いという情報を見て、本人は不安がつのってしまったようだ。

朝、シャワーを浴びて階段を上がってくると息があがって苦しいとのこと。
たちまち息苦しそうになり、本人はうろたえて救急車、救急車と訴えている。

救急車を呼ぶべきか、とりあえず東京都新型コロナ相談センターに電話した。
近隣の医療機関紹介と看護師からの助言ができるとのこと。
転送先の看護師に状況を伝えると、その場で医師に相談した上で、かかりつけの病院があるならそこに行けば、というお答えだった。

かかりつけの病院は電話をかけても話し中でずっとつながらないのだ。
そんな話をしているうちに、唇は紫色になっていく。

相談センターに電話している途中で、本人はたまらず自分で119に電話していた。
消防署は近くにあるので、電話を切ったらすぐにサイレンの音が聞こえた。
なんとか玄関までたどりつき、靴を履き、受診に必要そうなものをそろえた。
ほどなくして救急車が到着し、救急隊のおじさんが3人やってきた。

その場で血中酸素濃度を測ったがまったく下がっていない。
コロナでたいしたことない人が多いんだよねと言われるも、1型糖尿病だとわかるとすぐに搬送準備を進めてくれた。
かかりつけの病院は小児の入院はできないが、とりあえず診察はできるというのでそこへ向かうことになった。
都心に向けて、トラックの渋滞をかき分け、救急車はどんどん進む。

すぐに救急車が来たことで本人は安心し、それだけで落ち着いた。
呼吸困難の症状は肺機能の低下ではなく、過呼吸ではないかとのこと。

到着した病院では血液検査などを行い、入院の必要はないということになった。
昼過ぎには自宅へ帰り、事なきを得た。

けっきょく、コロナが重症化するのではないかという不安から過呼吸が誘発されたということだと思われる。
息苦しくなり、動悸が激しくなる。
これ以前にも映画館や混んでいる電車内などで似たような症状があったばかりだ。
1型糖尿病があるので、低血糖を第一に疑うが、血糖値に異常はない。
これはパニック障害ではないかと思い、本人の希望で精神科を受診することとした。