なんとなく寝付けないので起きることにした
たぶん眠りに入っていたのだろう
眠れなくて困っている夢を見ていた
たぶん、それは夢だった
棚の上から猫がじっと見つめているような気配がした
飛びかかられる
よけようとするが体は動かない
塾講師のバイトに行かなければならない
バイトの予定はどうなっていたっけ
眠れないとバイトに差し障る
ゲームの音がうるさくて眠れない
このゲームの音は現実だ
塾のバイトは学生時代、何十年も前のことだ
猫はいつのまにか足元にいる
そういえば、よく見る夢がある
体育の単位が足りなくなりそうな夢
長いこと体育の授業に出席していない
このままでは単位が危ないのではと心配になる
体操着はどこにあるかわからない
時間割はどうだったかと困っているところで目が覚める
夢を見るのも面倒だ
中途半端に元気だと余計な夢を見る
猫が足元にいるので、いよいよ寝られそうもない
そんなときは寝なければいいだけだ