メイの雑記帳

何でもない不安を分析するための何でも日記

美容室クリア

パニック気味で行くのが怖かった美容室にようやく行った。

事前に「外郎(ういろう)」を飲んでみた。
小田原の店でしか買えない伝統薬で、銀色の小さな粒である。
効果は未知数である。
子供の頃は酔い止めになるからと飲まされて、何の効果も感じられず苦いだけだった。
今では「お守り」代わりにちょうどよい。
何にでも効くと思えば効くのだ。

美容室で怖いのはシャンプー台である。
眼鏡を外して、台が後ろに倒されるときが恐怖の頂点である。
胸の底から気持ちの悪いざわめきと不安が込み上げる。
ただのシャンプーにすぎないことは分かっているはずなのに。

倒されてから、ひたすら数をかぞえた。
終わるまで数えてみるとおよそ8分。
いつ終わるのか分かっていれば恐怖はだいぶ減るものだ。
怖いのは、先が見えない中で動けないことだ。

とりあえず、この方法で乗り切れた。
次は月末に歯科医院が待っている。
これも美容室と似た状況で怖くなってしまったが、同じように乗り切ってみよう。